【第9号】「相手のことを考える」 大阪商業大学男子バレーボール部監督 兼 サントリーサンバーズコーチ 酒井 大祐様

私の行動維新、それは「相手のことを考える」ことです。

VリーグのJTサンダーズ(現・JTサンダーズ広島)にプロ選手として在籍していた時のことです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%92%E4%BA%95%E5%A4%A7%E7%A5%90
私はプロ契約選手として、勝つためにとにかく貪欲でした。
練習中も試合中も嫌われることを恐れず、それが勝つため、強くなるためなら…と考え、
行動でも言動でも示していました。
当時はとにかくガツガツしていましたね。

「自分はやっている」という意識がとにかく強かったものですから、
それが態度にも表れていたと思います。

特に後輩に対しては「上から目線」だったと思います。
後輩の態度が悪かったり、練習でミスをすると、

「なんでそんなこともできないんだよ!」
「それでもやる気あんのかよ!」

と言い放っていました。

今思えば、言い方もとげとげしかったと思うし、
周りのためと言いながら、苛立ちをただぶつけていたように思います。

当然そんなヤツには誰もついてこないですよね。
チームの状態も良くないから勝てないし、負けるからまた雰囲気も悪くなる。

実際、後輩から「みんながみんな、酒井さんみたいにやるわけじゃないし、そういうところがウザいってみんな思っています」と直接言われたこともあって。

当然、「何だコイツ?」って思ったし、一生しゃべらないとか思いましたよ(笑)

でも、そんな風に感じさせることしかできないならやめようか、
自分がここにいない方がいいんじゃないか、と思ったこともありました。
そんな、チームも自分もどん底の状態にあった時、

「どんなに自分が頑張っても、結局一人では何もできないんだ」

ということに気づきました。


それ以来、相手のことを考えるようになりました。

たとえば、「一声かける」「気にかける」などです。
後輩に対しても、「最近調子はどう?」と声をかけたり、
ミスをした時も、罵声を浴びせず「今のプレーはどこが良くなかったと思う?」など、
質問も心がけるようにしました。

自分の行動が変わったから…というわけではありませんが、2年後にはVリーグ優勝を果たすことができました。
周囲から見たら、「酒井さん、人が変わった」と思いますよ(笑)

その後、サントリーサンバーズに移籍してからも、プロである以上、「厳しさ」は貫きました。
ただ同時に、「相手のことを考える」ことも忘れませんでした。

それが、今の指導者としての姿勢にも活かされていると思います。

 

(株)KODO ISHINより一言
仕事で一緒に関わらせていただいておりますが、とにかく「自分に矢印」を向けて物事を考えている方のように感じます。
常に自分の足りないところを見つめ行動を改善していくという、「自己成長サイクル」に乗っているように思います。
だからこそ、「自分にだらしない人」「自分に甘い人」「不平不満ばかり言う人」には苛立ちを覚えるのは普通です。
ですが、自分のモノサシで相手を見ず、相手の視点になって物事を考えるからこそ、相手の心に響くこともあります。
「相手の立ち場になって物事を考えること」は、「言うは易く行うは難し」です。
そんな酒井監督率いる大商大バレー部が、今シーズンどんな活躍をするかが楽しみです。
大商大バレー部HP https://ouc.daishodai.ac.jp/club/sports/volley.html

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