【第10号】職業講話

ーーー 当記事は2009年「えいき通信」で掲載したアーカイブ記事です ーーー

生徒向けに職業講話をさせていただく機会がある。
講話の後の感想文が、何より楽しみである。

この前の職業講話では「すぐやる・メリハリ・整理整頓」「自ら天井を作らない」「他人のせいにしない」など、
日々、自分が心がけていることを、エピソードや例え話、時には失敗談も織り交ぜてお話させていただいた。
134枚もの感想文はその日の夜の「酒の肴」になった。

中学1年生が対象だったせいか、表現に遠慮がなく、実に面白かった。
感想文の一例は以下の通り↓(原文通り記載しました)
・ 栄木さんはとても楽しそうに話していた。
・ 私も大きくなって人と話す時には、栄木先生のような表情で話せるようにしたいです。
・ 話はたとえがおもしろかった。
・ 大変分かりやすいご説明ありがとうございました。
 有名人の名前を使ってのご説明は子供の私たちにもすごく分かりやすく、楽しかったです。
・ 最後の質問の時も一人一人に丁寧に教えてくれたので、わからなかった所もわかりました。
⇒ 嬉しい限りだ。自分自身あまり理解力がないと自覚しているので、自分が聞き手の立場になって「いかに分かりやすい表現を用いるか」を心がけている。
・「すぐやる・めりはり・整頓」ぼくもこの手紙を帰ってからすぐやりました。そうすると話の内容がどんどんうかんで書きやすかったです。
・ 自分自身の中で天井をつくらない事。この言葉がとても心に残りました。
・ 天井ではなく、青天井、空までの天井をいしきして、いきたいと思います。
・ 栄木さんのおかげでたくさん自分を見直すことができました。
・ ぼくはいつも先生に怒られると、人のせいにしてしまうので、栄木さんをみならいたいと思います。
・ 「相手はまずおいておいて自分が何を間違ったかを考える」という言葉を聞いて、私も自分のまちがった所を見直そうと思いました。
・ 全てのお仕事に「心」が大切だということが分かりました。私の夢は「イラストレーター」です。なのでちゃんとした心で絵を描いて、その絵を見た人にどういう気持ちで描いたか、分かるような絵を描きたいという新しい目標ができました。
・ 失敗する時や、今回話してくれたように忘れてしまうこともいろいろあると思います。でも、失敗しても、次がんばればいいので、このお話を聞いたことを思い出していろいろがんばりたいと思います。
⇒ 何かのきっかけになってくれたら、こちらとしてもとても嬉しい。
・ 忙しいと忘れるの「心が無い」という共通点にびっくりしました。
⇒ 意外にこういう脇道にそれた例え話が心に残るようだ。

中にはユニークで「この生徒さんの顔を見てみたいな」と思うような文章もあった。
・ 思っていたよりも若い方が体育館に入って来られたので、少しうれしかったです。
⇒ どんな想像をしていたのでしょう・・・
・ 僕の家族は、取手駅前のJTBにとてもお世話になっています。
⇒ 誠にありがとうございます。
・ ちなみに僕は講話が終わったあと、花を渡した人です。
⇒ そんなアピールはいらない(笑)
・ ぼくは、少しだけJTBに入りたいと思いました。理由は無料でいろいろな国に行けたりすることです。
⇒ 旅行会社を受けたきっかけは、君と変わらない(笑)
・ぼくは「ただの旅行会社じゃん」となめてましたけど、ぜんぜんちがいました。
⇒ ・・・。

こんなアドバイスも頂いた。↓
・ 子育てをがんばって、りっぱな大人にして下さい。
・ 上から目線なのですが、JTBさんはとてもいい会社だなと思います。
・ 栄木先生は自分の思っていることをものにたとえたりするのがとてもお上手だと思い、みならいたいと思いました。
⇒ 子供が言うと、いやみがなく許せる(笑)

一方、中には私の意図とは違う解釈をしている生徒もいた↓
・ すぐやらなかったりメリハリをつけないとクビになるなんて知りませんでした。
⇒ そんなことは言っていない。

私の中で、最も印象に残ったのは次の文章。もし文章だけの面接試験があったとすれば、これが採用かな・・・と思った↓
内容の良さのわりには字が崩れているなぁ・・・と思ったら、しっかりオチもあり、私の心をつかんだ。
・ 皿を回すにもあれもやらなきゃこれもやらなきゃというあせった気持ちでは次から次へと皿をわってしまうという例えは、とても分かりやすかったです。気持ちしだいで、できないと思っていたことも、できるようになるということは、聞いてとても心に残りました。
(中略)
8年間やって、ガイド(添乗)の時は休んだことがないというのをきいて、体力的にもすごいけれど気持ち面でも強い気持ちと責任感があるからこそ病気にかからないんじゃないかなと思いました。
(中略)
最後に、利き手が使えなくて、汚い字になってしまいすみませんでした。

私自身、今回の感想文からも多くのことを学んだ。
困難な時も、この生徒たちの言葉を励みに精進していきたいと思う今日この頃であった。

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