【第15号】どうしたら、「雑念」を振り払ってパフォーマンスを発揮できるのか?

昨日、(21年4月5日現在)池江璃花子選手がオリンピック出場に内定しました。

誰しもが「次のオリンピック」で…と思っていた矢先の東京オリンピック出場。
「1年の延期は、神様が池江選手に味方したから」といっても大げさではない快挙です。

特に筆者が目を見張ったのは、池江選手の「心の持ちよう」です。

昨日のサンデースポーツのインタビューで池江選手はこう答えていました。
(以下、コメントを要約しています)

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復帰して、筋力とかも落ちてまた1からのスタート。新しい自分に生まれ変わった。
だから、過去の自分と比べず今に集中する。
記録が出たら、「復帰後、自己ベスト」
周りはオリンピックと言うけれど、今の自分はそこじゃない。今は全力を尽くして泳ぐこと、それしかない。
ーーーーー

もし、周囲の「オリンピックに出てね!」という期待をプレッシャーに感じてしまったり、
自身が出した日本記録と比べ、今の泳ぎに失望して「なぜ自分はこうなってしまったんだろう」と運命を嘆いていては、練習1つとっても身が入らないと思います。

「今」にフォーカス。

これは、パフォーマンスを最大限発揮する上ではとても理に適っています。

パフォーマンスを発揮する上で大事なことは、何か特別なことをするのではなく、
自分の頭の中の「雑念」や「ネガティブな想念」を削ぎ落していくことにあります。

何かが気になったり、気が散ったり、誰かと比べて悩んだり、
思い通りにならず誰かを責めたり、自暴自棄になったり…
これらはすべて「雑念」や「ネガティブな想念」となり、パフォーマンスの発揮を妨げます。

「頭ではわかっているけど、そうなれなくて困っている」という声も聞こえてきそうです。

◆今日の質問
「どうしたら、『雑念』を振り払ってパフォーマンスを発揮できるのか?」

◇解説
私たちがそこそこのパフォーマンスしかか発揮できない人生を送る原因は、「ネガティブな想念」にあると言われています。

「とらわれ」の心の状態はパフォーマンスに負の影響を与えます。

自分以外の他者に対する依存心や求めすぎる気持ちが強いと「期待」につながり、期待は心の病を生みます。
心のバランスを保つには、「尽くす」「与える感覚」を持つくらいがちょうどいいです。

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平常心の秘訣。
それは日常の生活で、もうこれ以上はやれないというところまで、一生懸命にやり尽くすこと。
そこまですれば、本番ではいい意味で開き直れる。
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元京大アメフト部監督 水野彌一さんの言葉です。

例えば、ドアをバタンと閉めるのでなくきちんと閉める。
散らかっているものに気づいたら、自ら片付ける。
食事を、心を込めていただく。
他人に御礼を言う…などです。
これらはすべて「自分にフォーカス」「今にフォーカス」であります。
1日のうちでどれだけ多く、どれだけ心を込めてできるか。

それが、心ここにあらずにならず、今日一日パフォーマンスを発揮するコツです。

とはいっても、「それやって何も得られなかったらどうするの?」という声も聞こえてきそうですが、実はその時点で「結果への期待」「見返りを求める心」が入ってきます。
それすらも期待せず、ただ今日一日を尽くすことです。

「結果」は、求めるものではなく、
あくまで今日一日を尽くした先のものでしかありません。
後からついてくるものです。

筆者は今回、池江選手からそれを改めて学ばせてもらいました。

文責:栄木

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