【第30号】「それをしている時、楽しめているか?」

東京オリンピックが近づいてきました。
開催自体に賛否両論がありますが、純粋に「好きな競技」を見られること自体は楽しみです。

一方、テレビやドキュメンタリーを見ていて、ちょっと気になることがあります。

「努力は裏切らない」
「誰よりも努力したから、誰よりも高い成果を得られる」
「苦労してきた人は尊い」

というメッセージが耳に入ってくることです。

筆者自身、実はこれまでの人生、努力も苦労もあまりした覚えがありません。
一方、「つまらない・辛い・嫌だ」と思うことは続かずにすぐ投げ出していたように思います。

こんなことを言うと、一部の人からは「ダメ人間」のレッテルを貼られそうです…。

ただ、オリンピックとともに「努力信仰」が美化されすぎているようにも感じたので、
今日はあえて異なった視点からコラムを書いてみました。

筆者、振り返ってみれば、「楽しい」「好き」「大切」かどうかを大切にして生きてきました。

「それが好きだから」
「それが楽しいから」
「それが大切だと思うから」

だから続けています。
「仕事楽しそうですね」と言われるくらいがちょうどいいと思っています。

自分は努力をしている…という感覚は正直ありませんし、
そもそも努力が得意でもありません。
なので、「努力が足りない」と言われやりきれない気持ちになることは多々ありました。

努力できることも才能の一つ
Effort is also a talent.

英語の格言もあるくらいです。

世の中には、人一倍努力を続けられる人もいれば、筆者のように努力が続かない人がいると思います。

そんな、努力が続かない人の生存戦略が、
「それが好きかどうか?」という視点です。
「好きなこと」「楽しいこと」だったら、誰だって続けられます。

その見分け方は、今取り組んでいる仕事が自分の適性(価値観・内発的動機づけ)と合っているのか?という問いです。

そして、自分の適性を知るには、「今、それをしている瞬間」において自分の体がどのように反応しているかを敏感に感じ取ることが大切です。

◆今日の質問
「それをしている時、楽しめているのか?」
「それをしている時、心から湧き起こるものがあるのか?」
「それをしている時、やりがいを感じるのか?」
「それをしている時、その先に理想のイメージはあるのか?」

◇解説
すべての質問にYESならば、きっとその仕事に適性があります。

キャリア論の世界では「自分が何をやりたいか、何が得意なのか考えろ」とよく言われます。
ですが、筆者の経験では、結局のところ実際に試してみないと「面白いか、得意か」はわかりませんでした。

やってみて、つまらなかったりしっくりこなければやめたり修正し、
やってみて、面白かったりしっくり来たら自分に取り入れています。

そして、自分にとって良くない行動や習慣をなるべく遠ざけ、
自分にとって面白いものを取り入れるようにし、その試行錯誤を楽しんでいます。

真正面から向かっていき、辛さに耐えながら努力し苦難を乗り越えるのも一つの人生ですし、
筆者のようにあれこれ工夫し、楽しみながら取り組むのも一つの人生のように感じます。

いずれにしても大切なことは、
「自分が何者か?」を経験を通じて自分と深く知ることのように感じます。

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