【第37号】能力 × 時間 × ?? = 成果

誰しもが、「高いパフォーマンスを発揮したい」「自分の持っている能力を最大限発揮したい」と願うものです。成果(アウトプット)は以下のような「公式」で表すことができます。

能力 × 時間 × ?? = 成果(アウトプット)

実は、この「??」に入るものが、最も振れ幅が大きく、そして現代人に欠けがちなことと言われています。

「能力」は一朝一夕で高まるものではありません。
「時間」も平等に与えられています。
つまり、成果は、「??」によって大きく左右される…ということです。
「??」は、仕事・勉強・スポーツ、おしなべて当てはまります。

この「??」に入るものは一体何でしょう?

それは「集中」です。

「集中」というと、強く念じる!とか、気合を入れる!とか、強い思い!など思い浮かべがちですが、本質はその対極にあります。

「集中」の本質は「無」です。

鏡のように澄み切った心の状態です。
それが、不純物(雑念)の無い、研ぎ澄まされた集中を生み出します。

かの剣豪・宮本武蔵が、著書「五輪書」で「無念無相」の重要性を説いています。
つまり、「一切の執着を離れ、心に何も思わない、心の在り方」のことです。

失うことを恐れない、痛みを恐れない、評価を恐れない…そんな心の状態です。
それが、目の前のことへと立ち向かわせ、機を逃さず事を済ますことにつながります。
それが成果(アウトプット)へとつながります。

自分が何かに囚われない「無我」の状態にあり、
時間の感覚すらも忘れている「夢中」の状態、
この「無我夢中」の状態こそが、「究極の集中」状態です。

情報が氾濫し、物質に溢れている時代にあり、
私たちは何かが気になり、「心ここにあらず」の状態に陥りがちです。
それが「集中」を削ぎ、結果パフォーマンスを下げます。

例えば、ついメールやSNSをチェックしてしまったり、
先々のことや他のことが気になり、目の前のことに気持ちが向かない…、
という経験は、筆者だけではないはずです。

欲や不安を煽られ、「無」になりにくい現代だからこそ、
「無」の必要性やニーズは高まっていると感じます。


瞑想
ヨガ
マインドフルネス
ミニマリズム
断捨離

ここ近年、これらの言葉が世に広く知られるようになりました。
これは行き過ぎた人間の欲望に歯止めをかけましょう…という意味合いではないと筆者は思います。

これらを行うことが結果として人が本来持つ「集中力」を引き出し、
パフォーマンスを高め、より充実した人生につながるということを意味しているのだと筆者は感じます。

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