【第39号】「相性」とは?

人によって「合う・合わない」という相性があります。
相性は永遠のテーマではありますが、筆者の原体験とも照らし合わせて、
現段階で理論的にある程度わかっていることを共有いたします。

先週のコラムでお伝えした通り、人は誰しも様々な要素を持っています。
ただ、どの部分が色濃く出ているかは人によって異なります。
それが相性を作っていきます。

例えば、筆者は昔から「マイペース」と周囲から言われてきました。

「三つ子の魂百までも」

マイペースなところは今になっても変わりません。
基本的に、自己判断で物事を進めることを好みます。
この性格は、良い方向に作用すれば「直感力」「巻き込み力」「推進力」を発揮します。
一方で、悪い方向に作用すると「独善的」「自己中心的」に陥ります。

筆者もその点は様々な経験を通じて、より認識するようになりました。
ですので、自分の悪い面が出ないよう意識したり、周囲と歩調を合わせることもあります。

ここでは仕事における相性を考えてみたいと思います。

筆者と相性のいい上司はどんなタイプでしょう?
それは、「任せてくれる人」「意思決定を尊重してくれる人」です。
もちろん好き勝手しすぎるのは良くありませんが、自由にのびのびやらせてもらうのはありがたいです。

反対に、相性の良くない上司はどんなタイプでしょう?
それは、「事細かく指示をしてくる人」「自分の思い通りに進めようとする人」です。
こういう傾向の人が自分の欠点を補ってくれることがありますが、四六時中一緒にいると鳥かごの中の野鳥になった気持ちになります。

一方、筆者が上司の立場になると、「放任型」「権限移譲型」の傾向があります。
自分は任せてもらった方がありがたいので、部下にもそうしてあげたい…という心理が働きます。
ところが、ある部下と接した時、「栄木さん、ちゃんと指示を出してもらわないと困ります!」と怒られたことがありました。

その時は「えー!」と思ったのですが、今振り返ると「人は前提が違う」訳ですからそれもうなづけます。

相性は次のように言われます。
※上司⇔部下の関係は、コーチ⇔選手、教師⇔生徒、親⇔子とも置き換えられます。
■放任・権限移譲型の上司 「好きにやっていいよ」「自分で考えてごらん」
◎自主判断型部下
△緻密で正確な仕事をしたい部下

■支配型・教示型の上司 「結果にこだわる」「思い通りに進めたい」
◎素直で従順な部下
△自主判断型部下

■チームワークを重んじる上司 「雰囲気が大事」「関係性が大事」
◎ノリのいい部下
△一匹狼型部下

■理論型上司 「正確さが大事」「石橋を叩いてから渡る」
◎緻密で正確な仕事をしたい部下
△自主判断型部下

こんなにきれいに4つのタイプに分かれるわけではありませんし、誰しもどの要素も持っていますし、もっと人のタイプは複雑多岐に分かれますが、大きく分類するとこのようになります。

「△」が2つもついた自主判断型の筆者は、時の上司からしたらきっと扱いづらい部下だったに違いありません…。

一方で、一つ言えることがあります。
それは自分の長所にも短所にも自覚的である人の方が、周囲との関係は構築しやすいということです。
自分を客観的に捉えることで、状況に即した対応ができるからです。

例えば、緻密で正確さを好む相手からは「いい加減な人」と思われがちな筆者。
ですが、そこに無自覚であったり、開き直っていては良好な関係は築けません。

あくまで仕事の一番の目的は「顧客への価値提供」にあります。
そのためには、メンバーとの関係性が良好であることに越したことはありません。
メンバーが力を発揮できるよう、自らを変化・進化させていく…。

自己成長の旅に終わりはありません。

1

2

関連記事

TOP