【第41号】KODO ISHINの原点

今回は、KODO ISHINの原点でもある「行動」に関するテーマです。

あなたの人となりが、行動を決めているのではない。
あなたの行動が、人となりを決めているのである。

「FULL POWER」の著者ベンジャミンハーディ氏の言葉です。

一見、信じがたいかもしれませんが、
これは脳科学的な観点からも理に適っています。

特定の行動を起こすことによって、
その行動から脳が「フィードバック」を受けます。
行動することで「疲れた」「楽しかった」「おいしかった」「痛かった」「興奮した」などなど、様々な感情が湧き起こりますよね。
まさにそれが、行動から受けるフィードバックです。

脳は、何かしら報酬を感じた行動を繰り返す傾向にあります。
繰り返し実践し続けることで、脳の神経回路が強化され、脳とその行動が「仲良く」なります。
これがいわゆる「習慣化」の原理です。
「フィードバック・ループ」とも呼びます。

報酬には、大きく2つあります。
一つは「快楽」の報酬です。
例えば、体に悪いと分かっていても「ファストフード」を食べてしまうのはなぜでしょうか?
それは、脳が「ファストフードを食べる」ことで、快楽を得られると覚えているからです。
また、体に悪いと頭ではわかっていても、急に病になることはないため天秤にかけてファストフードを食べるわけです。
そして、ファストフードを食べる頻度が増えるほどそれを断ち切ることが困難になり、ループから抜け出せなくなります。
これは、ゲーム・ギャンブル・スマホなど嗜好性の高いもの全般に言えます。

もう一つは「成長実感」の報酬です。
例えば、「筋トレ」そのものは辛いですが、その後の爽快感や筋肉がつく実感を報酬に感じれば、その行動を繰り返すわけです。

反対に、何の報酬も感じなければ、人はその行動に対して「苦痛」「退屈」「やらされ感」を覚えます。
そういった行動は、他人に言われないとできませんし、長続きもしません。

読者のみなさまは、1日の行動の中で、
「快楽の行動」「成長実感の行動」「やらされ感の行動」、何が多くを占めますか?

快楽の行動ばかりが1日のうちに占めていれば、
自分を満たすことだけを考えるわけなので、
当然、自己中心的で、身勝手な「人となり」になっていきます。

成長実感の行動は、さらに2つに分けられます。
一つは「筋トレ」のように、直接的に自己の成長につながる行動。
もう一つは、「利他的な行動」です。
誰かに良い何かを与えるために自己研鑽の行動を続ける…。
それが結果として、意志が強く、思いやりのある「人となり」を作っていきます。

嫌な気持ちで、やらされ感でやっている行動ばかりが1日の多くを占めているとどうなるでしょう。
きっと、不機嫌で不平不満ばかり言う「人となり」になるでしょう。

ただ、安心(?)いただきたいのは、
「行動」にフォーカスを当て、「行動」を改善しつづければ、間違いなく「人となり」は良くなっていきます。
脳が良いフィードバックを受け続け、構造も変化するわけですから。
何歳からでも、人は良くもなります。(その逆もありますが…)
そこに能力(有能・無能みたいな決めつけ)は関係ありません。

より良い人生、より良い「人となり」であるために、
少しくらい面倒に思っても「自分にとっての良い行動」を始めてみてはいかがでしょう。

「気分」は、たいてい面倒ごとを嫌がり、楽な道を選びます。
だからこそ、気分が乗らなくてもちょっと「意志」を持って、良い行動に挑戦してみてください。
その後の爽快感・充実感・達成感などの「成長実感」が、あなたを待っているはずです。

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