【第42号】繁栄の法則

今回は一つの記事をご紹介します。
陶芸家・北川八郎さん「繁栄の法則」です。
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大事なのは、品物を売ることや利益を上げることを目指すのではなく、
「信」を得ることを身に着けることです。

飲食店を例にとりましょう。
飲食店経営で大切なのは、値段に見合った料理よりも、
少し、10%でもいい品物を出すことです。
1,000円の料理だったら1,100円の品物を出すように心がける心が大切です。
さらにお客さんに幸(さち)あるように祈りながら、料理を作るのです。

ただ、一般的に人は「ちょっと儲けないと損だ」と考えて、
1,000円の料理なら900円の料理を出そうとします。
ほんの少しケチります。
その「ケチり」、その邪(よこしま)な心を気づかれ、
お客さんを遠ざける結果を自ら招いているのです。

利益優先のお店には何かしら、「鋭さ」があり、
お客の喜びに参加するお店には「安らぎと居心地のよさ」があるのです。
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筆者は思わず膝を叩きました。

料金(1,000円)は目に見えます。
ただ、売り手の気持ちや想いは他人の目には見えません。

目に見えないゆえに、
「誰も見ていないからいいや」「誰も気づいていないからいいや」と、
90%のサービスや行動をしてしまいがちです。
ですが、分かる人には分かります。

普段から110%の対応を心掛けていれば、
相手は「この店や人は気前がいい」「この店や人は感じいい」となり、
「またお願いしたい」「また行きたい」となります。
結果として、それが継続的な売上げや利益につながっていきます。

一方、110%の対応は一見大変そうに見えます。
いつもより「気配り・目配り・心配り」をするわけですから。
ただ、その「一所懸命」の状態こそ、本人が成長している瞬間です。
成長すれば、今まで「10」の力でしていた仕事も「9」の力でできるようになります。
だから結果として「自分のため」になります。

反対に、90%でいれば、確かにラクはできます。
ただ、その分成長は遅れますし、徐々に顧客は離れていくわけなので、
結局、最後は自分が苦しみます。

110%の仕事をしていれば、必ず利益はついてくる…という訳ではありません。
コロナ禍など、不測の事態で一時的に売上が減ることはあります。
ただ、そんな逆境でこそ、真価が問われます。

「貧すれば鈍する」という格言があります。
暮らしが貧しくなれば、心まで貧しくなる…という意味です。
しかし、心まで貧しくなっては「ケチり」の行動に走ってしまいがちです。

大事なのは、「貧しても鈍してたまるか」という不屈の精神と実感します。
「貧しても魂だけは売らない」とも言い換えられます。
そんな心のあり方が、人を一回りも二回りも成長させ「真に与えられる人」にさせるのだと思います。
つまり「110%」のサービスです。

◆今日の質問
「自分は目先の損得ばかり追っていないか?」

◇解説
「自覚」こそ、改善への一歩です。

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