【帰ってきた「えいき通信」第15号】納豆

この世の中から「最も消えてほしくない食べ物」は何ですか?
と言われたら、私は真っ先に「納豆」と答える。

物心ついた時から「納豆」を食べまくっていた。
幼少期、寿司屋に連れていってもらうと、値段の高いネタではなく「納豆巻」ばかり注文していたという。
財布に優しい少年だった。

小学校になると、「納豆ご飯」が日課になっていた。

小さい頃、周囲の仲間からは「色白」「ロシア人」「女っぽい」と揶揄され、
「肌が白い」ことをコンプレックスに思っていた。
納豆には「美肌効果」があるらしいが、私がいじめ(?)に遭ったのは納豆のせいだと思っている。

高校の頃、年末になると仲間の自宅での餅つき大会が行われていた。
えん罪事件として有名な「布川事件」、仮釈放中の杉山被告(当時)が縁あって餅つき大会に参加していた。
互いに酌み交わしながら、杉山さんが高校生の私たちにこう問いかけてきた。

「人間、何があれば生きていけると思う?」

友人が真っ先に「お金です」と答えた。

すると、杉山さんは「違う!」と全力で否定した。

「人間、“納豆とごはん”があれば生きていけるんだ!」と真顔で答えた。

その友人は「は?何言ってんだこのオッサン」と、釈然としない表情を浮かべたが、
私は密かに納得してしまった。

カップラーメン、唐揚げ、ハンバーグ、ポテトチップス…私はジャンクフードが大好きだ。酒飲みでもある。
今こそ控えるようになったが、当時、仲間からは「よく(そんな食生活で)病気にならないな」と言われていた。

納豆には解毒作用と整腸効果があるらしい。
この先どうなるかはわからないが、これまで病を免れてきたのは、納豆のおかげと思っている。

仕事でも「粘り強い」「あきらめが悪い」と言われることがあるが、
これもきっと納豆のおかげだろう、と思っている。
(ただし、納豆が性格に与える影響に科学的根拠はない…)

納豆は様々な食材が合う。
卵・ネギ・大根おろし・オクラ…それぞれ違った風味が出て味わい深くなる。
そんな納豆オタクの私であるが、実はここ1年意識して食べている組み合わせがある。

それは「キムチ納豆」だ。

おいしさだけでいえば、他に合う組み合わせはある。
しかし、キムチ納豆に関しては、味ではなく完全に「健康のため」に食べている。

納豆菌の働きをキムチに含まれる乳酸菌が助け、腸内環境を改善させるという。
納豆史上、最強の組み合わせらしい。

そして最近知ったのだが、あの「キムタク」こと木村拓哉さんも、年間で一番食べている食事が「キムチ納豆」という。
私にとってはこの上ない朗報だ。
私もキムチ納豆を食べ続けたらキムタクみたいになれるかもしれない。

私と納豆は、切っても切り離せない関係だ。(完)

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