【第52号】高いパフォーマンスを出すチームの共通点は?

高いパフォーマンスを出すチームの共通点は?
以下、興味深い記事がありましたので共有いたします。
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Googleが社内で「目標を常に上回る働きをする社員の共通パターン」を調査・分析をしたところ、
チームとして高いパフォーマンスを生み出すことと、
チームの特徴(どんなタイプの人がいるか)や、チームの雰囲気(規律が厳しいなど)には関係がないことがわかりました。

例えば、オープンで自由な雰囲気のチームであっても、
リーダーが指示型で厳しいチームであっても、成果には関係ないということです。

そこから、さらに別の角度から分析してみたところ、
浮かび上がってきたのは「他者への尊重・共感・許容」といったメンタルの要素が高い人たちが集まっているチームは共通して、生産性が高くチームの業績も高かったそうです。

チーム内で「あいつはこういう人間だから」と能力や性格でレッテルを貼られることなく、
メンバーの個性が尊重され、いろんな意見や問いを出しあえる「心理的な安心感」や「受け入れられている信頼感」があることで人は活動しやすくなるということです。
                           出典:マッキンゼーで叩き込まれた「問い」の力  大嶋祥誉
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上記は、いわゆる「心理的安全性」に関する記述です。

この記述を読んだとき、筆者は「フロー状態」に関する記事とつながりました。
それが、以下の記述です。

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現代社会は、結果至上主義だ。
その結果、組織や人のマインド(心)は、例外なくストレスを抱える方向へと傾いている。
このような結果だけを求める「結果エントリー」の社会は、
一見パフォーマンス向上にはプラスに働きそうだが、人間のマインド(心)を間違いなく後退させる。
※エントリーとは、「まずそこから始まる」とか「入口」といった意味がある。
しかし、結果がどうでもいいとか、結果など出さなくてもいいと主張したいわけではない。

「応用スポーツ心理学」の研究によって、
結果を出している選手やチームには、ある法則が存在することが明らかになってきた。

彼らに共通することは、心の良い状態をまず求めるという「心エントリー」の発想があるということだ。
そして、その「心エントリー」の発想が、選手の生き方やチームの風土として根づいている。
私はこの「心エントリー」を2つの視点でとらえている。

1.より良い心の状態でいる。
2.そしてそのような心の状態を自ら生み出す新しい脳を有する。

ことである。
良いこころの状態を「フロー状態」という。
ミハイ・チクセントミハイ博士が提唱した理論をもとにしているが、
一言で言うと、
「無我夢中で、楽しい、最高の心の状態」である。
「心エントリー」な生き方とは、このような「揺らがず、とらわれず」の心の状態を最優先する生き方である。

                                    出典:ゾーンを引き寄せる脳の習慣 辻秀一
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読者のみなさまは、この2つの記事を読んでどのような感想を持たれたでしょうか。

自身を振り返った時、知識や能力、性格はすぐに変わりませんが、
心の持ちようは囲まれている人や環境によって大きく変動したように思います。
特に若い頃は、上司や先輩によってパフォーマンスに大きな差が生まれたように感じます。
自身を尊重し、共感し、許容してくれる上司のもとではのびのび活躍できたように思います。
一方で、自身が相手にされない、考えを分かってもらえない、ちょっとしたミスばかり指摘された時は、
心が揺れ、思考が「心ここにあらず」になり、仕事のパフォーマンスも低下したように思います。

反対に、自身が上司だった頃、一時期「他人に対する決めつけ」が度を過ぎ、
後輩のパフォーマンスを下げていたのだろうと反省しています。

他人に対しては、すぐに決めつけない、ジャッジしない。
どんな相手も尊重し、許容し、相手を理解する。
相手には短期的な結果なかり求めず、長期的な成長の視点を以て接する。

自分に対しては、なるべく悪い習慣を遠ざけ、良い習慣を取り入れ、
良い心の状態であることを心掛ける。

一人ひとりがそんな振る舞いを心掛けていけば、目標を常に上回る働きをする組織・チームになるのだろうと思います。

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